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アーティスト対談 Vol. 2: 是方博邦 & 和泉聡志

 

ストレートなロックスピリットあふれるギタープレイでトップシーンに君臨する是方博邦、若手のホープとしてテクニックとアイデアあふれるプレイでメキメキ頭角を現わしている和泉聡志。奏法について、そして歌ごころについて・・・二人のギター談義は大いに盛り上がった。

 
和泉聡志   是方博邦

和泉聡志オフィシャルサイトURL: http://www5d.biglobe.ne.jp/~si-guit/
是方博邦オフィシャルサイトURL: http://plaza29.mbn.or.jp/~korekata/


ギター・・・
ギターを始めたきっかけ・・・

和泉さんのプレイ・・・
ギターで表現したいこと・・・
ギター奏法について・・・
ソロアルバム・・・
バンド・・・
JAMの醍醐味〜K122レコーディング談

二人のバトルが実現?

 

ギター・・・

スゴイですねえ。オールドだけで4本・・・和泉
26年くらいやっとったら、たまるでしょう・・・是方

 

和泉:ギターは何本くらい持っているんですか?

是方:25本くらいですかねえ。あんまりいっぱい持っていても、使うギターは限られるんですよね。

和泉:メンテナンスも大変ですね。

是方:メンテ大変やねえ。和泉、何本持ってんの?

和泉:使えるのは4本くらいなんですけど、一応、10本くらいはあります。

是方:結構、持ってるやん。

和泉:とりあえず各種類、一本ずつぐらいは欲しいな、という感じでコツコツと・・・

是方:オールド持ってる?

和泉:持ってないんですよ。だから今日ちょっと、買いそうになっちゃった。(笑)
*お二人は
この対談の前にヴィンテージギターショップを訪問 >> 「ヴィンテージギターショップ 1G 訪問記」

是方:それで欲しいわけや!俺ねえ、1952年のレスポールとテレキャスター、あと1963年と64年のストラトキャスター。

和泉:スゴイですねえ。じゃ、もうオールドだけで4本・・・。

是方:芸歴永いから、、、26年くらいやっとったら、たまるでしょう。


Q: 普段、一番気に入って使われているギターはなんですか?

是方:ストラトのオールドの64年がメインかなあ。それまではストラトの63年・・・20〜30代前半は、52年のレスポールをメインに使っていました。

和泉:52年のレスポールって強力ですよね。本当にレスポールが出来て、間もないんじゃないですか?

是方:そうやなあ。テレキャスターも、52年のテレキャスター・・・ちょっと前やったら、ブロードキャスターとか言ってたからね。1911番くらいのテレキャスター持ってるよ。

和泉:わあー、すごい。

是方:ブロードキャスターからテレキャスターに移った頃のやつ。

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ギターを始めたきっかけ・・・

同んなじや、たぶん・・・是方
女にモテたいから?
・・・和泉

 

和泉:是方さんがギターを始められたきっかけというのは?

是方:きっかけ・・・(笑)、同んなじや、たぶん・・・

和泉:女にモテたいから?    

是方:そう!

和泉:やっぱ、そうか・・・

是方:同んなじや。ギターやってる奴っていうのは、だいたい女の子にモテたいからとちゃう?

和泉:絶対ありますよね。「無い」といったらウソですよ。

是方:「無い」っていう奴は嫌いやな。絶対、嫌やな。

是方:最初はいつ?何歳のとき?

和泉:親父がエレキブームバリバリのころで、テスコのギターを持っていたんで、小学生の終わりくらいに「Walk, Don't Run」を・・・

是方:・・・というと、ギターはもう10年以上やってんのや。

和泉:やるだけは!(笑)で、寺内タケシさんが好きになって、

是方:22歳にしては珍しいなあ。
* 8/8のバースデーで和泉さんは23歳になられました

和泉:ちょっと僕、年齢がおかしいんですよ。

 

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和泉さんのプレイ・・・

久しぶりにビックリした・・・是方
「人に何かが伝わればいいな」と思ってるんです・・・和泉

 

是方:この間のセッションを聴いていて「意外と俺らの年代の引き出しも持ってるなあ」と思った、若い割には・・・。本当に最近、20代前半の人で、うまいギタリストって聴いたことがなかったから、「久しぶりにビックリした」「あ、コイツやるなあ」「とりあえずテクニックは俺よりもあるわあ」っていう感じ・・・

和泉:なにを言っているんですか!!

是方:ほんまほんま、これは冗談ヌキで!その「引出し」が結構いろいろあって、ああいう音楽(JAM)ってその場で思いついて発展していって、、、その「引出し」を如何に出して「なんぼのもん」じゃないですか、ああいうのってね。「なんであんなに若いのに、持っているんだろう・・・」って思ったし、あとギターへの感情の入れ方が違う(笑)!すごい露骨!(笑)

「恥ずかしい」とか、「カッコつけよう」とか無しで、思いっきりいっとるやん。「ギターばか!」(笑)・・・それってね、すごく大事なんですよ。僕もそうありたいし・・・「こいつギターばかや」って思うたんです。

 

Q:お二人の演奏の共通するところというか、とてもストレートに、理屈ヌキで伝わってくるものがあります。

是方:ストレートにギターに、ガーっと感情をぶつけるという意味では一緒かもしれない・・・

和泉:理論とかも勉強はしなきゃいけない、とは思いつつも・・・

是方:だけど勉強しないで、学校(音楽専門)にも行かへんかったから今のようになれたと思うよ。学校に行くと、それに頼ってしまって、いまいち伸び悩みしている人が多いから、そうやって自分の感性でやるって強いと思うよ。

和泉:「人に何かが伝わればいいな」と思ってるんです。

是方:そこなんよね。たぶん俺も和泉も、あんまりエファクターをかけないほうがいいタイプかもわかんない。割とストレートにガッと音を伝えた方がいいギタリストじゃないかな、と思う。

和泉:たぶん、是方さんもそうかもしれないけど、ギター一本、線一本、グシュッっていう感じだと思いますよ。

是方:まあ、実際は使ってるけどね。だけど、「無しでやる」と言われれば、「しゃあないな、無しでやりましょか」みたいな感じ。だけどこの前、エフェクターでヒップホップ系とか、ノイズとか、なんかちょっと面白い音を出していたやんか?ああいうのは面白いと思うね。ああいうスクラッチの音とか出すのは、すごい好きなんやけど。

和泉:僕は極端で、アンプだけのときはアンプだけ、で、使うときは思いっきり使う・・・

 

Q:和泉さんはアイデアがとても豊富ですよね?

和泉:そのへんに関しては、サックスの大ベテランの渕野繁雄さん、あの方のバンドで弾いていた時に、相当言われました。渕野さんは新しいことにトライされたいらしくて、例えばマイナーで一発系のヒップホップの曲とかがあって、JBみたいなカッティングすると、「そんなのは聴き飽きているから、もっと新しいアプローチはないのか」と、相当鍛えられました。

是方:「マネすんな」「新しい、なんか面白いことやってくれ」と。

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ギターで表現したいこと・・・

やっぱり「歌うように」弾きたい・・・是方
「自分の声」で歌いたい・・・和泉

 

Q:ギターを通して表現されたいこと、どのようなギターを弾きたいと思われますか?

是方:メロディーを弾いている時なんか特に考えるんやけど、「歌うように」「やっぱり歌うように」・・・僕はソロアルバムを7枚作っているんですけど、毎回毎回、すごく問われるのは、それも全部インストのアルバムやから、「ギターが歌っているか、歌っていないか?」ということなんですよね。「おまえのギターはなんなんや?ジャズ?ロック?」、そういう具体的なところで問われるわけですよ。

ソロアルバムっていうのは、そういうコンセプトをハッキリしてな、出されへんなあ。。。ただ好きな音楽をなんでも入れたらバラエティみたいなっちゃう、それだとダメなんですよ。やっぱり自分のルーツは、スピリットは「絶対ロックや」と思っているし、ギターで感動を伝えるためには、歌わんことには感動させられないから・・・一言で言うとすると「歌うように」っていうこと、それをずっと心がけてやってきている。

 

Q:是方さんのメロディラインは、その流れがとても自然できれいですね。

是方:すごく考えて作りますね・・・

和泉:「哀愁のクジラ」とか入ってるのって、なんでしたっけ?

是方:おっ、なんで知ってるのやお前!

和泉:いやあ、実は聴かせていただきました!

是方:ありがとうございます!(笑)「哀愁のくじら」はね、あれは作ったときは、「すごい、ええ曲出来たな」と思ったんです、自分では。たまにあるんですよ。

「自分で曲を書いて、それでメロディーを歌わす」というところで個性を見出せたらいいな、と思っているんです。だから自分で曲を書く、っていうのも、僕にとってはすごく大事なんです。


Q: 作曲はどんな感じでなさるのですか?

是方:もう一生懸命、部屋にこもって作るんです。流暢なことは言うとられへん。一生懸命作るんです。若いころは電車の中で浮かんできて、そういうメロディーを後で曲にしたり、そういう流暢なことをやっとったけど、最近はもうない!(笑)もう「ハードな曲作りたい」「バラードを作りたい」とか、自分で決めて、で家の中こもってコンピューター打ち込みで・・・。

自分がいかに歌って、カッコよくなる曲を作るか、っていうのが課題なんですよ。自分が歌うからカッコイイみたいな曲を作りたいですよね。和泉はどんな曲書くんやろ?

和泉:僕の書く曲はですね。もう半分歌謡曲入っていますから。でも一番自分が素直に「歌える曲」を作ろうと思ってるんです。バラードも多いですし、ファンキーな感じも・・・

あと、僕も是方さんと共通するところは、やっぱり「歌いたい」っていうのはあるんです。僕は尊敬している人は、やっぱり日本だと、寺内タケシさん。群を抜いて「自分の歌」でうたっていると・・・「自分の声」で歌いたいと思うんです。こうパッと聴いて誰かわかるような・・・

是方:うーん、それが理想やね。

和泉:サンタナとか、わかるじゃないですか。

是方:ジェフ・ベックとかね。

和泉:そこに行きたいですよ、僕は。

是方:そう、行きたい!そこに行くためにがんばってる。



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ギター奏法について・・・


呼吸と力を抜くタイミング、そしてリズム・・・


Q: 是方さんはギターを教えられていますが、どのような方針をお持ちですか?

是方:僕の場合は、学校でやっているようにカリキュラムで教えるつもりはないですよ。習いにきた人が「何を知りたいか?」「何をやりたいか?」をつっつくんです。その人のやりたいことをフォローするような・・・作ってきた曲を一緒にアレンジしたりね。で、絶対にマンツーマンでやるんですよ。あと基礎的なこと、コードとかは必須項目で教えます。最近の若い人でコードを知らないのが多いの。弾いていてもコードを知らないような・・・

 

Q: ギター奏法のポイントは?

方:やっぱ呼吸やね。たとえばフレーズを弾いている時も、たぶんフレーズが一段落した時には呼吸してると思うんですよ。

和泉:しゃべるときと一緒ですよね。

是方:で、その息してるときに、パッと力が抜けているようにするっていうのが、ポイントちゃうのかな。それと弾いている時のスピードと瞬間的に力を抜くタイミング。

和泉:僕はまだまだ力んじゃいますけどね。

是方:だけど力んだら速く弾けないでしょう?結構、弾いてるやん。

和泉:弾いてましたっけ?でもやっぱり呼吸でしょうねえ・・・

是方:呼吸が関係してるんちゃうかなあ?ガーっと弾いてて、息、吸うてる時にパッと抜けてないとだめなんちゃうかなあ。うまい人って、呼吸が感じられるよね、フレーズに。呼吸感がうまくいってる人っていうのは聴きやすいと思うんですよ。

和泉:たまたまギターはこう、口につける楽器じゃないだけであって、サックスなんかモロでしょう?呼吸しないと次のフレーズ吹けないと思うんです。歌の人も。それと一緒だと思うんです。あとはやっぱりリズムですかね。

是方:リズムって一時、勉強するとハマるよね。

和泉:いやあ、もうハマりまくってます!(笑)

是方:「俺って遅れてるんじゃないだろうか」とか、「走ってるんじゃないだろうか」とか考えると終わりよな。

和泉:リズム・・・もう課題ですよね、僕は。

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ソロアルバム・・・

僕もひとつの目標として持ってるんです・・・和泉
エネルギーの量がちゃう、ソロっていうのは・・・是方

 

和泉:是方さんが初めてソロアルバムを出されたのは?

是方:28歳、意外と遅かったんよ。20から28歳までは勉強しようと思って、いろんな人のバックやっていて、、、いろんなところでちょっとずつ覚えて、自分でも曲がたまってきて、「絶対出したろ」思うて。26、7歳くらいから動き出して、自分のバンドをやり初めて、、、デモテープ作ってレコード会社を回って、28歳の時にやっと出せた。ソロアルバムはアマチュアの頃から出したいと思っていたから・・・

和泉:僕もひとつの目標として持ってるんです。それなりにエネルギーが必要ですよね

是方:相当いるなあ、もうエネルギーの量がちゃうから、ソロっていうのは。だからソロをやると、バックの仕事の楽しみ方が変わるで。ギターだけに専念できるやんか。

 

Q:それはご自分のリーダーバンドでも同じですか?

是方:同じですね。自分が仕切っている仕事は全部、大変ですよね。

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バンド・・・

野獣王国:あのメンツでやった時が一番面白かったんですよ・・・是方
いろいろ吸収して刺激的です・・・和泉

 

Q:是方さんはたくさんリーダーバンドを持っていらっしゃいますよね?

是方:今ね、3つ持ってるんですよ。野獣王国(鳴瀬喜博 B, 難波弘之 Key, 小森啓資 Ds) とKORENOS(則竹裕之 Ds、須藤満 B)、あともう1つ、2ギターのロックユニット(米川英之 G, 石川俊介 B, 長谷川浩二 Ds )をやっているんです。全部違う形で、違うコンセプトのもとに。

和泉:1つやるのでも大変じゃないですか、リーダーって。それを3つやっているんですよね。

是方:30〜40歳の間、セッション思いっきりやったんよ。「好きなセッションを思いっきりやったろう」と決めたんですよ。六本木ピットインで毎回違うメンバーで「是方スーパープロジェクト」というテーマで、ずーっと毎月やっていたんです。いろんな人に来てもらうから、こっちも学ぶよねえ。それをピットインだけでVol. 50までやったんですよ、5年か6年かかって、Vol. 50になった時に自分でなんか一段落したんですよ。「やったったー!」みたいな・・・そのときに出来たのが「野獣王国」やったんですよ。セッションでいろんなメンツとやりますよね・・・あのメンツでやった時が一番面白かったんですよ。それが残っていったのが「野獣」なんですよ。

ただ野獣っていうのは、僕がリーダーとはいえ1/4なんですよ。だから自分の音楽をもっとぶつけたい、と思って「KORENOS」を作ったんです。自分のソロに近い形の音楽を作りたいと思って・・・あとロックユニットは、自分のロックスピリットをなくさないために!(笑)

和泉は今、何個くらいやってんの、バンド?

和泉:メインとしているバンドは3つ。であとはセッションがあったりして。メインとしているのは、KANKAWAさんのK-122、本田珠也さんのギタートリオと、あとは浅川マキさんとのデュオ・・・。

是方:あの人とデュオできるのってすごいと思うよ。

和泉:月一回やらせてもらっています。12月は新宿ピットインで5日間連続でやります。この3つが一番刺激的ですよね。そこでいろいろ吸収して・・・一方で自分の曲をつくりつつ・・・

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JAMの醍醐味〜K122レコーディング談

その場のひらめき、を如何にストレートに出せるか・・・是方
その人が問われる・・・和泉

 

Q:JAMの醍醐味というのは?


是方:その場のひらめき、を如何にストレートに出せるか!あと他のプレイヤーの音を聴いて、如何にパッと反応できるか!

和泉:JAMで一番面白いところは、その人が問われるということですよね。「君はどうなの?」「僕はこうだよ」・・・

是方:そう、そう、そう・・・確かに。だから外れるとなんか、しょうもない音楽になりますよね。で、ハマるとスゴイですよね。今回、KANKAWAさんとレコーディングしたのは(K-122)、まさにそれでしょう?なんも決めんと・・・

和泉:もう、レコーディング大変でした。とりあえずモチーフとかは出すんですけど、いきなりKANKAWAさんがスゴイこと弾き始めて、周りはもう付いていかなきゃいけない!

是方:Keyとか決まってるの?

和泉:最初は決まっていたはずなんですけど???あれっ?変わってる!・・・いやでも、本当に鍛えられましたよ。

是方:ええ経験したなあ。

和泉:すごい、本当に良い経験でした。

是方:そういうのって、なかなか無いよね、今。

和泉:清水興さんが プロデューサーでブースの向こう側から、いろいろアイデア出してきてくれて・・・たぶん今、無いんじゃないですか?テープを回しっぱなしで自由にやってくれるのって・・・

是方:それがすごい「いいなあ」と思うね。経験できて。今、無いよね・・・マイルスバンドみたいや。KANKAWAさんってね、ちょっとマイルスに似てるとこあるんですよ。演奏中、中心におって・・・演奏していてインパクトありますよ。

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二人のバトルが実現?

大先輩が本気で応えてくれる
もう最高!・・・和泉
スピリットは変わらない・・・是方

 

和泉:僕はこれは、あえて「愛」をもって言うんですけど、本気のオッサンは最高!是方さんにしろKANKAWAさんにしろ、清水さんにしろ、本当に先輩でベテランなのに、でもギンギンで、本気で受け応えてくれる人がいる。こんなに幸せなことはないですよ、若手としては。スゴイですよ。僕が100%本気で攻めていったら、向こうは僕の500%くらいの勢いでバーンと帰ってきて!うわー!・・・だから是方さんが「ベテランと言われるようになって丸くなっていくのがいやだ」とおっしゃっていたけど「もう最高!」とか思っちゃって・・・

是方:なんかイヤなのよ、そういうのが。間とか、音色とか、歌い方とかは若い頃よりは出来てくるけど、スピリットは「出るところは出るで!」「行く時は俺が一番や」みたいな、そんな感じ(笑)・・・

和泉:なんか機会があって、是方さんと僕が2人で並んだら、もう大変ですよ!2人でのけぞっちゃう!(笑)チョーキングしすぎ!みたいな!(笑)

是方:KANKAWAさんのバンドで一回バトルやらせてもらおうや!(笑)



Q:お互いに触発されて、より凄くなるような気配が・・・?

是方:うん、なるな!(笑)

和泉:しまいにギターに火つけたりして!?(笑)

是方:俺もそういう時は大人げないからねえ。(笑)

和泉:その、大人げなくなる、っていうところがポイントですよね!もう本気で向かってくれるっていう・・・最高ですよ。




Q:お二人のバトルが実現するのを楽しみにしています!最後に一言ずつお願いします。

是方:若い芽を早めにつぶしとかな!(笑)

和泉:早く、是方さんに火を付けられるぐらいの存在になりたいです。(笑)



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ヴィンテージ・ギターショップ訪問後、軽い食事をとりながらの対談は、世代を超え意気投合!お二人が共に繰り返されていた「歌うように・・・」という言葉が印象的でした。
(2001.7.8)

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Interview & Photos by A.Matsuzaka

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