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LIVE REPORT

野獣王国

17 August 2001 at Bluse Alley Japan


満員のブルースアレイは野獣王国の爆音に歓喜した


まさに建物をゆるがす爆音、ストレートな表現、そして最高のテクニック!野獣王国は本当に「男らしくてカッコいい」ロックバンドである。

「Alice」からご機嫌なノリでスタートしたこの日の野獣王国。2曲目「獏の夢」からは更に重量感を増した(さらなる大音量の)野獣ワールドが展開された。「獏の夢」では感情を叩きつけるような是方のギタープレイが印象的だった。この日、使用していたのは64年のストラト、さすがにノビとヌケがいい。

「Godzilla」あり(ゴジラとはいかにも野獣にピッタリ!)、鳴瀬アレンジの「Walk Don't Run」あり、そして演奏に負けないくらいヴォリュームたっぷり、お笑いたっぷり?のMCあり、盛りだくさんのライブ。

大音量、爆音と言われる野獣王国だが、この日もっとも心に残ったのは6曲目のスローバラード「Tears Of Marmaid」だ。是方のギターはまさに絶品で、奏でるメロディーラインは本当に美しく心に響いた。難波のエレピはキラキラと輝いていた。

上、左より 鳴瀬喜博(B)、小森啓資(D)
下、左より 難波弘之、是方博邦(G)

「2000GT」で小森がパワーとテクニックのドラムソロで会場を圧倒したあとは「Savanna Run」、鳴瀬の場内一周ベースソロ。次に次に移動するイスをお客さんに指示しながら、その上を渡り歩いて一周するのだが、一瞬たりともリズムを崩すことなく、猛烈な勢いでチョッパーしつづける。演奏でうならせMCで笑わせ、、、体力、テクニック、サービス精神、を兼ね備えたエンターテイナーぶりに脱帽。ゆっくりと時間をかけた場内一周のあとは、当然のように観客総立ち。

佳境を迎えたこの日のライブはそのままアンコールへと突き進み、ラストはしっとりとしたバラードでしめくくった。

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SET LIST

1. Alice
2. 獏の夢
3. Godzilla
4. Walk Don't Run
5. Mahoroba '99 
6. Tears Of Mermaid 
7. 2000 GT 
8. Savanna Run 
9. Violet Papillon 

Encore)
Hurricane-Z 
Last Blues
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取材協力 Bluse Alley Japan
Report & Photos by A.Matsuzaka

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