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神保彰インタビュー
ライブレポート:
ヒダじんぼ
ヒダノ修一メッセージ(+Profile)
特集: ソロパフォーマンス &
DTXを考えよう!
特集: ドラムソロパフォーマンス&DTXトリガーシステムを考えよう!
バンドサウンドからオーケストレーションまで、目を閉じて聴いていると、とても1人で全ての音を叩き出しているとは想像もできないドラムソロパフォーマンス。 新世紀からはその名も"神保彰ワンマンオーケストラ"と改められる、このスーパーパフォーマンスの謎にせまってみよう!
まずは、
"全ての音は神保彰のスティックによって、リアルタイムに叩き出されている" つまり録音されたテープに合わせて演奏しているのではなく、またシーケンサーを同期させているわけでもありません! 「本当に全部、叩いているんだよ」と念を押されない限り(多少、MIDIの知識があったりすると)、「部分的にシーケンサーを同期させているんだろうな」などと勝手に解釈してしまいがち!
何故そんなことができるのか?
理由1: YAMAHA DTXTREME DRUM TRIGGER SYSTEM
YAMAHA
Home Page >Silent Session Drum-DTXTREME
◆ Drums / YAMAHA Beach Custym A: Bass Drum 22"×18" |
◆ Cymbals / Zilldjian J: 13"A. Custum Hi-Hat |
◆ Trigger System / YAMAHA DTXTREME Drum Trigger System H1-H6: Electric Drum Pads TP80S |
◆ Others R: Timbals 13" + 14"
|
6枚のパット !?
この6枚のパットにはそれぞれ違う音色を割り当てることができる。神保氏の場合、パットの真中と端とで、別の音色を割り当てている・・・つまり、1枚のパットで2音色を叩き出すことができるわけ!ただしH1パットはプログラムチェンジ専用に割り当ててあるので、残り5枚(×2音色)で、10音色を叩きわけることが可能ということになる。
さらに、
神保氏はバスドラ(A)、スネア(B)、タム(D, E, F)・・・ジャムブロック(V)のリムにトリガーピックアップ(振動をキャッチするセンサー装置)を貼り付けている。このトリガーピックアップが振動をキャッチして、パット叩いた時と同じように、インプットした音色が呼び出される仕組み。
さらにさらに、
リムに装着されたトリガーピックアップをヘッドだけ叩いた振動では反応せず、リムを叩いた振動にだけ反応するように設定したり、ヘッドを叩くと同時にピックアップが反応して、生音とインプットされた音が同時に鳴るように設定したりと、設定方法と叩き方で装置のON/OFFを自在に操っている!
↑装着された トリガーピックアップ |
でも、ベースライン、メロディーライン・・・同じ音(音程)の羅列じゃないよ?
その通り!今のDTXはなかなかの優れもので、パットに割り当てた音色それぞれに対し、9つまでプログラミングできる(昨年までのトリガーシステムは5つまでしかプログラミングできなかった)。 たとえば、バスドラにベース音を割り当てる。バスドラをキックする度に割り当てられたベース音がプログラムされた順番に9つ鳴る。1打目C、2打目D、3打目E、4打目F、5打目G、6打目A、7打目B、8打目C、9打目D いう感じ。
そうは言っても2時間のライブ、9音色では限界が・・・
そこで登場するのがプログラムチェンジ専用H1パット!このH1パットを叩くことにより、H2パットのpiano音色が、今までのa, b, c・・・・h, i の9つの音から、次にプログラムされたj ,k, ・・・q, rの9つにチェンジ!音色、9つの音のサイクルを次々にプログラムチェンジすることによりヴァリエーションが増え、より厚みのある、より変化に富んだ、臨場感あふれる世界を作ることができる。
理由2:
システムを完全に把握した上で、曲を構築するアレンジメント能力
理由3:
ストロークタイミング、音色選択・・・綿密なプログラミング・・・根気必要!
理由4:
2時間(**万発のストローク!叩ききるための、脱力による完璧なテクニックとハイテンションの集中力、そしてエネルギー
理由5:
トリガーシステムが好き!
理由6〜∞:
そのほか、いろいろ・・・
と、知れば知るほど、考えれば考えるほど、「なんという人なんだろう!」とひたすら感嘆、感心!でも、ちょっと面白そうな気もしてみたり・・・。 今、パットとヘッドフォンでドラム練習中のあなた!ちょっと気分転換に挑戦してみては !?思いがけず、新しい世界が開けるかも!
取材協力&資料提供:CYBERARK
撮影協力:六本木PIT INN
Text & Photos by S.Hatano
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